コレクション: Ryosuke Cohen

日本のメールアーティスト 1980年代から具体美術協会のメンバーであった島本昭三とメールアートを始める。世界中を訪問し、芸術(特にメールアート)の普及に努め、その影響は計り知れない。メールアート初期の重要人物で物理学者として第2次大戦中に原爆開発に従事し、その後平和活動家となったアメリカ人のバーンポーターはノーベル賞の選考委員を務めたときに、ノーベル平和賞にCohenを推薦した事実がそれを物語っている。

当初はコンセプチュアルな作品や社会的なメッセージ性の高いものを制作するが、メールアートの活動を始めることで世界の多くのアーティストとの交流を積極的に始める。

代表的な作品「BRAIN CELL」は世界中のアーティストから届いたメールアート作品を素材にして、一つの絵画作品を制作するという作品である。

彼のもとには毎日世界中から作品が送られ、送られた作品の一部分を読み取り、それらを組み合わせプリントゴッコという家庭用印刷機を使ってA3サイズの作品が制作される。

作品は数々のイメージがカラフルな色彩で印刷されているオールオーバーな作品であり、美術の本流を踏まえながらも新しい思想とイメージで構成される。

10日に1作品が150部ずつ製作され、それらは作品を送ってきたアーティストに返送される。Cohenは「BRAIN CELL」を出版物のように○○号と呼んでいる。作品は絶えることなく制作されており、現在では驚くべきことにその数は1100号を超えている。

BRAIN CELL」は作品を送ったアーティストに返送されるのみで販売されていないので、それを手に入れるにはCohenの自宅へ作品を送るしか方法がなかったため、大変貴重な作品となっている。

今回、アーティストのご協力により、BRAIN CELLを始めて、正式に販売することとなりました。今後も素晴らしい作品の紹介を続けていきたいと考えています。